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Saito Hikaru Solo Exhibition 2023.5.4 in SAIMON



サイトウヒカル個展 「いろとりどりのゆめ とちおとめが降る空」


先日無事終了いたしました!このGWはコロナ自粛が明けてお出かけされる方も多かったのではないでしょうか。


展示会は5月4日の午後1時開場ということでGW後半ど真ん中でした!車で栃木まで行くのですが高速道路が混んでいるだろうな・・・

と心配して朝5時に家を出発しました!


そして、意外とそれほど渋滞に巻き込まれず朝8時半ぐらいには足利に着き、行ってきました!足利フラワーパーク!!!実はずっとこの花の楽園へ行ってみたかったのです^^


美しい・・・


藤は少し終わりかけている種類もありましたが、白藤と黄色い藤はちょうど見頃で美しく、さやさやと優しく揺れる様が波のようで時間を忘れてしまう素晴らしさでした。



黄金の蜻蛉発見!私の服に引っ付いたりしました。これは娘のおててです。


フラワーパークの話はもっとお話ししたいのですが、この辺にして・・・そろそろ展示の話を。

今回はJR足利駅から北口の市街地、国宝鑁阿寺の西門側にある場所にて展示をしました。

栃木での初展示なので、とちおとめを絵に、キャプションに、手拭いに、あらゆるところにいっぱい散りばめました^^

家で会場に飾れるいちごをいっぱい作り、娘と一緒に飾りました。


みてください、この窓からの景色!


窓の向こう側には鑁阿寺敷地内の公園がみえます。天気が良いと子供達の賑やかな声が聞こえ、手前の青々とした木々が風でゆらゆら煌めき、水面には悠々と鯉が泳いでいます。本当に夢のような景色が広がっています。



私の作品はピンクのコアラが鑁阿寺の公園で無心に遊んでいる景色を描きました^^

フォルムが可愛い〜と言ってくださったり、足利にもコアラ好きな方がいらっしゃって嬉しかったです


今回一番メインの作品「いろとりどりのゆめ」です。これは絹本着彩で、最終形態は裏打ちして軸装する(掛け軸になる)のですが

日本に横構図の掛け軸はなく、中国には「横被」という名前で存在するみたいです。

私は裏打ちする前の、木枠に張ったままの絵絹の透け感が好きで、展示する時は学生時代から大体この状態です。

(海外は輸送する時の事故がめっちゃ怖いので軸装しますが・・・)

私はずっと今から10年前くらいに夢で見た「いろとりどりの夢」の意味を探していました。

夢の中でガラスの引き戸がついた本棚の中に、100羽くらいの色々な絵の具のような極彩色の小鳥たちが閉じ込められていたので出してあげる夢を見たのです。

その夢の鳥は最後には場面が変わって小学生くらいの子供の姿に変化して、ニコニコ笑ってありがとう〜という雰囲気の感じで終わりました。


あの夢は私が将来子供に美術でも教えるのが良いよ!とかそういう意味?とか

もしかして、本が開く形状が鳥に似ているから、本の知識が鳥に変身したのか?

など、夢の内容が謎に満ちて、ずっともやもやしていました。

今回は展示会場に、この作品から飛び出してきた風にいろんな鳥を飾ることにしました。

展示会に来てくださった方々とは、東京での展示の時より一人一人とお話する時間がゆっくり取れてそれも嬉しかったです。

また、お客さんがいない時間もありましたが

素敵な音楽と柔らかな景色の光、換気扇の向こうの雛鳥の声を聞きながら過ごす時間がとても贅沢で幸せな時間でした。


ふと、一人の時間に10年越しの夢の答えが降ってきました。

神様の声が心に降りてくる感覚です。


いろとりどりの鳥はあなたの心だ。


様々にふさぎ込んだ、力をなくしたあなたの心が、ある時飛んだ。


あなたの心が、作品が、いろとりどりの子供だ。


頭の中に閉じ込めて、書籍のように貯めても


それを鳥のように様々な場所へ飛ぶようにし、


人々が見えるようにするためには、


あなたは描くこと、表現することだ。


あなたが開けなければ、その鳥は誰にも見ることができない。



確かに10年前夢を見た当時、私は大学を卒業して仕事と別のことで忙しく過ごしていて殆ど絵を描かなくなっていました。


ところがあることをきっかけに、ある時から絵を描こうと再出発を決心しました。


それから公募展で賞をもらったり、様々な展示に参加したり。


その時から今現在を思い出してみると、既に100羽分くらいのいろとりどりの夢は既に飛び始めているのだなと気づきました^^


夢の意味が解けて本当にスッキリしました。


地球にはまだまだ鳥が飛べる場所がいっぱいあるので、これからも様々な夢のような作品を飛ばしていきたいと思いました!


最後に

この展示会の場所を貸してくださった株式会社万蔵様、展示会のDMを置いてくださった皆様、そしてご来場いただいた皆様、展示会に関心を持ってくださった方々に心から感謝をします。








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