ラフレシアのシリーズです。
バクが真夜中のギャラリーで作品を鑑賞しています。
普通真夜中に空いているギャラリーは殆どありませんが、ここは病院の中の患者さんたちのための特別な展示スペースです。
真夜中なのでひっそりとしていますが、衛生面も整えられている病院施設の空間のはずなのに、ラフレシアがたくさん咲いています。
私はこれまで3ヶ所、東京の病院の中で展示をしました。ここはそのうちの一つの場所を舞台にしました。
病院であっても、作品を飾るとそこは病室のある廊下ではなく、不思議と別の空気が流れるような気がしました。
真夜中であっても、ここのギャラリーは様々な人の気配がする場所です。
作品もそういった人たちと朝も、昼も、夜も誰かとずっと一緒にいるかのように過ごしていたのかなあと思い出します。
病院での展示会、いろんな経験をさせてくれ、様々な形で今の私を作ってくれた大切な場所です。
そしてこのラフレシアシリーズを展示した場所は、ホテルのギャラリーでした。
ホテルなので、朝は7時から、夜はなんと23時まで展示していました。
日中の景色も自然光が入って素敵ではありましたが、
伝説の夢を食べる動物、バクは夜の空間との相性が良いです!
人の気配がするのと、絵が飾っている向かいのテーブルに座ってパソコンを開いたり、リラックス会話しながら過ごす人たち。
特別な雰囲気に作品を展示できて、本当に嬉しかったです。
ラフレシアと獏の作品群は、ラフレシアが本来咲かない場所で奇跡の花を咲かせるというシリーズです。 私は、咲かない場所の方が地球上大半を占める中でどんな場所にラフレシアを咲かせようかなと考えた時、
やっぱり作品を通してさまざまな人と出会う展示の場所は、自分が特別に思う空間の一つだなと考えました。
美術が好きな人、関心のある人はギャラリーに行くかもしれないけれど、一方ギャラリーに行くことが難しい人もいるのかなと思います。
なので、今後もギャラリー以外の場所、カフェなど。
ついでに目にとまるような場所での展示がしたいなあとも思います。
少しでも作品から元気や新しい気持ちをうけてほしいと願って、
今後もラフレシアが咲くような奇跡が作品を通して起こるよう、願って頑張ります^^
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