この作品は、数年前の西日本豪雨の際に広島が甚大な被害を受けた時に描いたものです。
その西日本豪雨からさらに数年前、瀬戸内海の島に住む友人を尋ねて初めて広島へ旅行へ行ったことがありました。
エメラルドグリーンの優しい色彩をした海と、太陽の恵をいっぱいに浴びた植物や果樹。
のびのびした空気の流れる島の景色は本当に美しくて、あの島に行けたことが本当に幸運でした。
西日本豪雨の被害が、メディアで報道される内容が結構甚大だったので心配で、
あの美しい景色が一刻も早い復興が訪れるよう、祈る気持ちで描いた作品です。
なのでこの作品のレモンは瀬戸内レモン!というイメージです。
この親子のモデルは、その広島の友人ではなく・・・
その西日本豪雨があった時の少し前、
私が吉祥寺の駅ビルのベビールームで見た、見知らぬお母さんと赤ちゃんをモデルにしました><
自分の子供と同じくらいの月齢の乳児と一緒にお出かけしているはずなのに・・・
おしゃれなロング丈のワンピースを着て、かわいい涼しげな帽子を被って、なんかおしゃれなベビーカーに赤ちゃんを乗せていて
ヘアスタイルも可愛くしている妖精みたいなお母さんを見て心の中で衝撃を受けたのが忘れられませんでした。
その妖精みたいなお母さん、ベビールーム(授乳室)で子供をあやす時も
とっても優しい声で「バナナ〜バナナ〜バナナ〜バナナ〜(暫く反復)」って唱えながらご機嫌をとっている姿がさらに異次元でした。
物語に出てきそうな雰囲気の親子だなあと思ったまま、このタイミングで私の絵に出てきてしまいました。
赤ちゃんは蜂蜜が摂取できないので、この作品の流れであれば赤ちゃんにはレモネードを飲ませたいところですが
実は麦茶だと思います。もしくは水。
画面の下には手前のアゲハ蝶の大きさに対して以上に大きい幼虫さんがいます^^
赤ちゃんの背もたれにもなっていますが、なぜこの特大サイズで描いたのか覚えていません・・・
きっとこの幼虫たちが蛹になって、成虫になったらものすごい大きな蝶々になりますね!
蝶々の幼虫は空を飛べませんが、個人的にポテポテしてて、ふかふかで可愛いと思います。
今、その時が自由に動けず大変であっても、
必ず時がきたら飛べるようになるように。
たとえ困難な状況に見舞われていても、
未来がよりよく変化し、希望的でありますように。
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