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2017年、新年明けましておめでとうございます。


明けましておめでとうございます〜^^

今年は元旦から今日まで、天気が良くて、暖かくて非常に過ごしやすかったです。

帰省中、実家の猫たちと遊び、沢山触ってきました。

たっぷり休み、年末に調子が悪かった聴力も回復してきました^^よかった

今年は酉年ですが、鶏なんですよね。

色々鳥を描いたことはあるのですが、鶏は描いたことがなかった!と気づいてしまいました。

実は年末年始のカウントダウンを跨ぎながら夜な夜な鳥の絵を描いていたのですが、なんだか正月独特のおめでたい感じがあったせいか、徹夜テンションのせいか・・・あんまり納得できない画面になってしまったのでこれから改めて納得のいく1枚を描こうとしております。

とりの絵を描いていたはずなのでですが・・・

なんだかデフォルメしすぎてエヴァの使徒にしか見えない形相になってしまったので封印することにしました><

ちょっとあまりにも・・・。

という感じなので、

代わりに昨年描いたツバメの絵を載せます^^;

ツバメちゃん

この絵は父のリクエストで、父の大切なお客様にプレゼントしたいからツバメの絵を描いて欲しいと言われて描いたものです。

日本画です。

それともう一つ、先日ある人から「愛があってこそ、枯れない」という作品の問い合わせがあったので、この作品の経緯を紹介したいと思います。

この作品は2013年に描いたものです。

私は大学を卒業して社会人になってから、当たり前なのですが絵画制作を中心にしていた生活から遠ざかるようになりました。

仕事をする中で、非常にやりがいを感じていたし、学生時代にどうやっても逃れられなかった画材代、展示会の出展費用等による極限の節制生活から免れ、美味しいものを食べられる、ちゃんとした服を着られる日常生活を非常に謳歌していました。

しかし、ある時に自分と同じく大学を卒業した友人たちが卒業してもなお、今までずっとやってきた芸術活動に励んでいる姿をみました。

そしてじっと、私は一体今、何を大事にして生きているのだろう。。。と考えるようになりました。

私は絵の分野がなかったら、本当に何にもない人でした。

だからと言って幼い頃から現在まで、絵の生まれ持った才能とか特別なものを持っている人でもなかったです。

じぶんが一番よくわかっています。

私よりも絵が上手な人、大きな賞をもらう人、美術の授業の成績が良い人が沢山いましたが・・・

見ないふりして

気にしていないふりをして

内心誰よりも周りと比較して勝手に落ち込んでいました。

しかし、それでも私が絵を描くことに向き合って色々な壁を乗り越える中で、本当に貴重な多くの出会いがあり、技術的にも精神的にも様々な成長があり、

とにかく絵を通して沢山、沢山、私の人生が助けられてきたのです。

しかし社会人になってから、あれほど誰よりも側にいて共に生きてきた絵を描くことを数年も埋めてしまっている現実。

仕方ないと正当化することが出来ても、それを直視するとなんだか胸が痛くなりました。

もうなんだかこのままではいけないと思って

「神様、ごめんなさい。

私の人生に神様がくれた特別なプレゼントを地にずっと埋めていました。

確かに社会人になって時間がたっぷりあるわけではないけど、私は絵をやめてはいけない気がしました。

もう一度、絵に向き合って見ます。」

と心の中で決心しました。

そしてその後、脳裏に「雪解けして現れた椿」の画面が降ってきました。

正直、それまで椿という花はあんまり好きではありませんでした。

ツツジやアジサイ、桜のような葉っぱの色面を覆ってしまうくらいの迫力があるものが好きだったので、椿は正直あまり馴染みのない花でした。

しかし、椿がどういう花なのか、木なのかを調べると・・・

とても好きになりました!

花言葉が「完全な愛」とか、「燃えるような愛」とか、とにかく愛の花だということがわかりました。

椿は常緑樹で、冬でも緑が枯れないそうです。

なので色々調べ、私が考えた結果、「雪解けして現れた椿」の構想の意味は・・・

たとえ困難な現実でも、真実な愛や情熱が燃え続けるなら、いつか雪解けする日を見る。

そんなメッセージなのかと思いました。

私の場合、絵への愛がほとんど瀕死状態でしたが・・・それでもなんとか息をふきかえすことができるようになりました^^;

この経緯があってから、私は椿が大好きになったので、その後も椿の作品を描いて見ましたが、やっぱりこの椿が一番好きです。

そして道端で現実の椿を発見すると「最後まで諦めない!」という気合いをもらうようになりました。

ちょっと長くなりましたが、次こそは新しい作品を持って早くお会いできるよう頑張ります〜

皆様、最高に良い一年を過ごせますように〜!

ひかる


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