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The dream that rafflesias bloom

「ラフレシアの咲く夢」


世界でも一部の地域でしか見ることができない、奇跡のようなラフレシアの花。


そんな不思議な花が、もしあなたの生活の場面で咲いたとしたら。


2022年の6月からLYURO東京清澄byTHE SHARE HOTELSにて個展「ラフレシアの咲く夢」が始まります^^


とても素敵な会場で展示会ができるので、とてもワクワクしながら準備の期間を過ごしました。


今回の展示会が決まって、どんな作品を描こうか、実際の会場であるホテルに宿泊して、雰囲気やその建物の周りを見て回りました。


清澄公園や、味わいのある建物だったり、ホテルの窓から見える、うっとりとする都会の隅田川の景色に癒されました!


自分が住んでいる千葉から近いのですが、近いけれど全く雰囲気の異なる場所でのプチ旅行はとても贅沢な時間でした^^



ホテルでの宿泊の翌日、夢の島の植物園へ車で行くことにしました。


そこで発見したのが、あの幻の花と言われ、世界で一番大きな花と言われるラフレシアの模型。



模型でしか見れない残念な気持ちと共に、模型であろうがこの存在感。



今回の展示会でこの花を描いてみたいなあという気持ちが湧き出ました。




ラフレシアは地球で一番大きな花。それは知識として知っている人が多いのではないでしょうか?


ただ、普通の花とはだいぶ変わっていて、根っこも、茎も、葉っぱも存在しない、とにかく不思議な花なのです。


写真の模型にも再現してあるのですが、とあるブドウ科の植物の根に寄生しないと育たないそうです。


そこからぽこっと蕾を出し、時間をかけて育ち、花が咲くまで約2年かかるとか。


花が咲いても3日ほどで枯れてしまうので、ようやく咲いたとしてもその姿を見るのが難しい。


その生態に解明されていない部分が多く、人工的に育てることも極めて難しい。


植物の博物館に行っても私のように、模型にしか出会えたことがない人が多いのではないでしょうか。


自分の人生にさらに100年、200年積み上げても、生まれ変わっても一生に一度見れるか、見れないか分からないほどの幻の花です。


そして展示会の作品の構想を練っている時、3つの方向性が見えてきました。

・獏を登場させること


・ラフレシアを描くこと


・本来ラフレシアは密林に咲くけど、作品はラフレシアが咲かなそうな場所を舞台にすること。


この3つを軸に6枚の作品を描きました。


「ラフレシアの咲かない場所を描く」という一つの作品の軸ですが、


地球上を考えると、むしろラフレシアが見れない地域の方が多いので選び放題でした。




私の好きな場所、もう一度と言わず何度も行きたくなる所にしようかなと思って、


今回は展示会場のホテルの風景(東京)、何年か前に展示会で行った台北、ある大学病院のギャラリー、そして氷の世界。


この4つの場所を選びました。




世界でも一部の地域でしか見ることができない、奇跡のようなラフレシアの花が、もしあなたの生活の場面で咲いたとしたら。



人生に1度あるか、ないかの確率の超奇跡です!


きっと、写真を撮ってカメラロールに保存して、SNSで誰かに教えてみたり。


しかもラフレシアが3日で枯れてしまうのを知っていたら、私だったらいろんな人にLINEで教えちゃうと思います。




私は、この作品に出会った人が様々な生活の中で、ラフレシアのような貴重な奇跡に沢山出会えることを願っています^^


「ラフレシアの咲く夢」の個展、1ヶ月の限られた期間ではありますが、本当に楽しみにしています。


可愛いトートバッグやノートなどの物販も用意しております!



ぜひ多くのかたが喜んでくださる時間になりますように^^




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