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白い馬と旅人


6月になりました!

辺りは色々な種類の、そして色々な色の紫陽花がきれいに咲いています。

なので紫陽花の絵を描いてみました^^

白い馬と旅人という絵です。

ペガサスを初めて描いたのは、中学生の時。

文化祭の展示作品を描いた時に、夜の森の中に小さく存在する白いペガサスを描きました。

色々数え切れないほどに絵を描いて来て、ペガサスに10年以上経ってやっと再開しました。

最近ではインスタグラムにも、アップする作品がイラストっぽいアクリル画ばっかりになりました。あまりにも手軽なので、日本画の作品枚数を超えてしまうかもしれません。

私が最近、作品を生む時に大切にしている事は鮮度です。

大学生の時は、いかに自分の作品をカッコよく、格式あるように、深みのあるように画面を作り込んでいくか等そんな事を考えていましたが、今はそこを重視してません。

自分が生き物なので、自分の感覚が本当によく変わるんです。

あの時「これがよい!」と思っていたものも、ある期間を過ぎると腐ってしまいます。

感覚、インスピレーションはまるで花のようです。

桜も、ツツジも、ありったけの存在感を放って景色の主役に躍り出たと思っていたら、あっという間に枯れて葉っぱだけになってしまいます。

花が枯れる事は止められませんが・・・、私が感じた自分の内なる大切な感動が冷めないうちに、何としても絵にしてあげたい。

瞬間の感覚の命を絵で繋ぎたい。自分がこの時代に生きている感謝、奇跡を余すことなく残したい。

そう思うので、感動、インスピレーションを作品に仕上げるまでの速度が死なないうちに!と次に新しいものが来るまでに間に合うように急いで仕上げてしまいます。

多少デッサンが狂っていても、絵画に詳しい人が見たら突っ込むところが満載な状態だったとしても、それでもいいのだと思っています。

今までに何千枚も人物を素描しておいて、作品の人物の構造にその経験が生かされていない状況だとしても、最低限表現したいことが叶っていればいいんです。

私の場合、制作期間が長くて自分の感覚が変わってしまうと 、自分が飽きてしまってどうしても退屈で硬い絵になってしまいます・・・。

そっちの方が問題です。つまらないと思って描いた作品を、どうして他の人に自信を持って見せられようかと考えてしまいます。

もう少し自分の内面が落ち着いて成長したら、じっくり絵を描けるのかもしれませんが、今は走っていたいという感じです。

そう思って描くので最近はアクリル画の制作ばかりが進んでいます・・・。

描いてしまえば、その時の感動を振り返ることもできますし、本当にその感動というか感覚が1作品だけで終わらせるのが勿体ないくらい重要だなと思ったら日本画にしてしっかり描けばいいかな!

など、最近はそう思っています。

ということで、ブログ記事は暫くアクリル画の紹介になりそうです^^


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